ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

NAOTO×三浦拓也 LIVE TOUR 2023〜ナオトインタクヤ RAINBOW CARNIVAL!!〜（ライブレポート）

音楽 ライブレポート

ヴァイオリニストのNAOTOさんと、DEPAPEPEの三浦くんが一緒に回るツアー「ナオトインタクヤ」。昨年に続き、今年も観に行かせてもらいました！ 今回は京都と大阪の２公演。どちらもめっちゃ楽しかった～♪　よう笑いましたｗ　いや、もちろん音楽最高で、ここでしか聴けないテイスト盛りだくさんなのだけど、お二人のMC含めて、とにかく楽しい！

 

ツアーは6月5日の札幌を皮切りに7月9日の沖縄まで、全10公演。都市部が中心だけれど、多忙なお二人が揃ってのライブは貴重でもあり、年に一回でも開催されるのは嬉しい機会。コロナで急遽配信に切り替わった年もあったと聞いたけれど、タイミング的に今回はガイドラインも緩和されて、以前のような大らかさが少し戻ってきていて、それも楽しかった理由の一つかも。

 

参加させてもらったのは、6月11日京都Rag公演と、7月2日大阪Knave公演。セットリストは同じやったけれど、ご当地日替わり曲があったり、NAOTOさんにソロを無茶振りする曲があったりと、その日ならではの内容になっていて、勿論MCも違うので、複数公演に伺っても全部楽しいっす☆

 

オープニングはナオトインタクヤのジングル？！に乗って、踊りながらお二人登場。そのままNAOTOさんのオリジナル曲「Explorer 改」へ。いつもCDでバンドスタイルのバージョンを聴いているけれど、三浦くんのギターとデュオで聴く方が重厚な感じがするから面白い。

 

その後はお互いの近況報告コーナー。それぞれの最近作った曲と云うことで、NAOTOさんは今年結成したバンド・Sugar & Spiceの美しいバラード「aqua seleste」。アルバムではピアノの松本圭司さん、ギターの石成正人さんと３人での演奏。二人で演奏するステージでどうするか？と云うと、今回NAOTOさんは終始キーボードの前で演奏してらして、この曲ではまさかのピアノプレイも披露。いや、これは萌える！胸キュンポイントでした。この曲、ゆったりとしたピアノの音から始まるので尚更でした～。

三浦くんは6月1日に配信リリースしたEPから「Dinosaur Dance」を。以前から色々なところで、色々な人と演奏して来た曲とのこと、仕上がり具合が素晴らしい、リフの超カッコいい曲。二人バージョンになると、本日のNAOTO'sラッキーダイナソーをヴァイオリン・ソロで無茶振りすると云う、とんでもない曲になります（笑）。NAOTOさん毎日大変！「正解がわからない」と困惑顔ながらも、めっちゃ恐竜なプレイを聴かせてくださいました。間違いなくカッコいい。そして大阪公演では、完成したばかりの、クロサワバイオリンさん制作の５弦バイオリンでティラノサウルスを表現。低音のグリッサンドが効いて、もの凄く雰囲気があって痺れました。ちなみに今回のツアーの無茶振りラッキダイナソー一覧はこちら▼

…もうほんとに、三浦画伯のイラスト可愛いので、次のツアーでは是非グッズ作ってください！　今回のてぬぐいもむっちゃ良かった☆

 

次のコーナーは二人での演奏ではなく、それぞれのソロコーナー。NAOTOさんはBTSのカバーで「Butter」。このポップな曲をヴァイオリン１台だけで表現できてしまうのが、NAOTOさんならではだな～…と楽しく聴き惚れました。三浦くんはソロEPにも入っているラテンテイストの曲「Salamander」。ラテンっぽいのだけど歌謡曲的な要素も入れたかったとのこと、すごくキャッチーなところにそんな意図も表れているなぁ、と感心。EPはバンドっぽい音に仕上がっているけれど、こちらもギター１本でのソロギターとは思えないリズム感と迫力。三浦くんの正確で力強いギタープレイあってこそ成り立つ表現だなぁと、改めてカッコいいです。

 

その次は、各会場で日替わりご当地曲を披露。その土地縁のアーティストの曲が歌われました。…そう、歌われるのです。普段インスト音楽やってるお二人なのに、歌っちゃうんです！すごい！！めっちゃ貴重！！！嬉しい～♪　私が伺った京都なんか、NAOTOさん、ヴァイオリンに一回も触れず、最後まで歌い切ったもん！すげー！そして上手い。二人ともなんでもできるな～。ちなみにご当地曲一覧はこちら▼ですが、できれば他の土地のも聴きたかった。Get Wild気になる…。

次のコーナーは今回のツアーのための書き下ろし曲をご披露。毎ツアー、交互に曲を書いているそうやけど、今回は三浦くんの番。お天気雨を意味する「Sun Shower」と云うタイトルの、ゆったりとした明るい曲。一回聴いて大好きになりました♪　今回のツアータイトルがRAINBOW CARNIVAL。雨ってイヤなイメージだけど、雨が降るからこそ、そんな時に太陽が顔を出すと虹が架かりやすくなるんですよ～、と三浦くんが教えてくれました。ほんとに、みんなの心に虹を架けてくれるような、優しく心地のいい素敵な曲。サビのNAOTOさんのメロディーもとっても美しくて胸キュンです。また聴きたいな～…。このツアーだけでは勿体ない。

 

その後は、お互いの大ヒット・キラーチューンをたたみかけるように演奏して、会場はもちろん大盛り上がり。途中、これまで禁じ手だった他人様のヒット曲を演奏すると云う冒険もあり、ナオトインティライミさん、もう第三のメンバー状態です（笑）。

最後のアンコールは、これも三浦くんソロEPにも収録されている「故郷」。とっても素敵でホッとするバラード。ソロギターでも綺麗な曲だけれど、NAOTOさんのヴァイオリンが入ると、これまた伸びやかにキラキラとした印象で美しいです。会場のみんなが優しい気持ちになって帰ることができたと思います。

 

いや～ほんとに楽しかった！　またすぐ帰ってきてください☆

www.naoto-poper.com