ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

NAOTO 20th Anniversary " VIOLIN PARTY " @ 大阪・サンケイホールブリーゼ(2024/04/13 ライブレポート)

インスタの方につらつらと書いたライブの感想ではありますが、今回まったく文字数が足りず(笑)。以下ほぼ同じだけれど、ま、ここを読んでる人あまりいないと思うし、一応転載して加筆しとこう…と、自己満足&自分の備忘録レポです。

 

先週の東京に続いて、NAOTOさんの地元・大阪での20周年キックオフライブ。東京でのこれぞNAOTOさん!な内容のバンドスタイルライブとは違い、クラシック以外のヴァイオリニストを7人招いて“VIOLIN PARTY”と題しての、前代未聞な企画。観る前からすっごく楽しみにしていて、でも全然想像つかなかったのだけど、もぉう本当に凄すぎました。最高の音楽体験でした。クラシック以外…とは言っても、5組とも全く個性が違うので、色んな音楽を聴けたと云う満足感がハンパなかった。楽器はバイオリンでも、ほんの少しの弾き方の違いでこんなにも音色が変わり、そしてもちろん、オリジナル曲ともなると、楽器がどうとかの話しではく特色が出る。

まず1曲目から8人バイオリニストが並んでのTwin Dragon。なんと云う音圧。なんと云うカッコ良さ。もうこれで、お客さん全員ノックアウトです。ユニゾンで弾いたり、ハモったり、それぞれのアドリブソロもあり、鳥肌級の凄さでした。

一旦みなさん捌けて、ここからはゲストを1組みずつステージに呼んでの時間。それぞれ3曲ずつ演奏で、①オリジナル曲 ②オリジナル曲をNAOTOさんと一緒に ③NAOTOさんの曲を一緒に …と云う順番。

 

トップバッターはTSUKEMEN。
初めて聴いたけれど、流石キャリアが長いだけあって、お客さんを楽しませる自分達のステージが完成されてる感じがした。生ピアノとバイオリンの音の良さを活かして、のびやかに聴かせる音楽をされてるよう。バイオリンのお二人は弾くのとっても楽しそう。オリジナル曲「蝉時雨」は、冒頭、セミの声やウグイスの鳴き声などをヴァイオリンで模倣して、みなさんから笑いを取りつつ、曲が始まると軽快で和風テイストのポップな音楽。この、楽器で何かの音を模倣するの…。つい某ギタリスト・Oしおさんを思い出しました(笑)。 NAOTOさんを迎えての「虹を見上げて」も、とても聴き心地の良い、ゆったりしたポップスで、バイオリンの音の重なりがふんわり広がって、トリプルバイオリンが素敵でした。追っかけっ子するようなメロディーと、SUGURUさんの優しいピアノが明るくていいなぁ。 そしてなんと言っても大大大好きなNAOTOさんの「Blue ‘G’」がついにライブで聴けて大感激。もうドキドキしちゃって大変だし、この曲大好き!を通り越して、NAOTOさん大好き!の想いが溢れちゃいました。また更に好きを再確認した時間でした。いやん。1組目から困るー。あ、TSUKEMENのお三方も勿論素晴らしかったです。この曲は3人からのリクエストだったそうで、グッジョブでした☆
tsukemen-music.com


2組目は牧山純子さん。
オリジナル曲「風」は弾き終わった後に息切れするほどの激しさ。牧山さん、弾く時にかなり身体で表現されていて、なんか体幹すごそうです。欧州のワインになる葡萄畑の風景を表現されているそうで、葉の裏に付く、悪さをする毛虫を服飛ばしてくれる恵みの風だそうです。独特の世界観で、牧山さんの想いがそのまま表現されてるのがいいな、と思いました。お綺麗な方だし、パフォーマンスとしてもとっても華やか。ジャズバイオリンとのことだけど、音楽的にはだいぶクラシック寄りのような感じがしました。私の比較対象は寺井尚子さんくらいしか分らないのだけど。 NAOTOさんを迎えての「モルダウ」は、ラジオの月イチな音でも紹介されていたけど、原曲の感じとジャズっぽいアレンジを行ったり来たりする、面白い曲。お二人での演奏で厚みが出て素敵だったけど、何気に自分的には、あの有名な主旋律をNAOTOさんが弾いてることがツボでした。モルダウ弾くNAOTOさん…なかなか聴けないような気がするのだけど? 「Get over it」のソロバトルもめっちゃカッコ良かったけど、お二人で揺れながらメロディーを弾いてるツーショットがカッコ良かったです。

www.junkomakiyama.com

 

3組目がsources。
NAOTOさんのお弟子さんで、スタッフとして付かれてたこともあるそうで、MCでのなかなかのイジりっぷりが楽しかった。攻める鬼NAOTOにビビる弟子の図(笑)。もちろん冗談だとは思うけれどめっちゃ面白かった。そしてNAOTOスピリットをしっかりと受け継いだ、個性的なロックで激しく、ショー的な舞台は流石でした。バイオリンを弾きながら“魅せる”と云うことを、すごく考えてるんだろうなと思います。音も、バンドに合うように工夫されているような感じでした。 「鍔迫」はYouTubeでも観ていたけれど、バイオリンの弓を刀に見立てて、時代劇の殺陣のような動きがカッコいい。シンセの効果音なども使って、雰囲気たっぷり。女性ファンはきゃ~だろうなぁ♪ NAOTOさんを迎えての「JOY!JOY!JOY!」はアップテンポでファンキーな曲、めっちゃ楽しかった~!3人でくるん♪って回るシーンとかも可愛くて、ノリノリになるなぁ。そして野津永さんのピアノもカッコ良かった。 NAOTOさんの曲は意外にも「SHARE!」で、もっとゴリゴリなロック曲で来るかと思っていたのでだけど、この曲も大好きなので聴けて嬉しかった。オーボエのパートも、バイオリンで弾いていて、これもいいなぁって思った。キラキラした楽しい曲☆

sourcesbox.jp

 

4組目がmaikoさん。

とにかくオリジナル曲がとっても素敵。あの松本圭司さんに、NAOTOさんにスタイルが一番近いバイオリニストと言われているそうで、音楽的なアティテュードのことなのかな?と思う。魅せるステージと云うより聴かせる音楽で、バイオリンの音ものびやかで綺麗でした。 オリジナル曲「月影」は日本的な雰囲気がありつつも、メロディーの上がり下がりが思いがけないところに飛んだり、嗚呼…めっちゃ好み…とうっとり聴いてました。どこかスリリングで息を飲むような緊張感もあって、バイオリンの音にとっても合ってる曲だなぁと思いました。 NAOTOさんを迎えての「夏月」はもっとゆったりと穏やかなバラードで、めっちゃ胸キュンでした。 「strings shower」も大好きな曲なので嬉しくて、この時の小山さんのベース最高でした。1月にカルテットで聴いたけれど、バイオリン2本とバンドサウンドでもとってもハーモニーが綺麗で良かったです。

maikoさんは、たぶん沢山ライブをされている人なのではないかな?と思いますが、鍵盤の人とかバンドメンバー次第で、色んな雰囲気に変わるのだろうなぁと想像します。圭司さんともご一緒されてるの聴いてみたいけれど、少し前に、ジャズボーカルのShihoさんのliveに行った時もmaikoさんのお名前が出て、伊藤志宏さんとも一緒にされてるようなので、聴いてみたいです。

www.jvmaiko.com

 

5組目が大谷舞さん。
まだ彼女が大学生の頃に、Twitterに動画をアップしてたのがあまりに凄くて、NAOTOさんが声をかけたところからの師弟関係だそう。確かにちょっと、桁違いのテクニックと表現力のように感じた。音の説得力も安定感もハンパなく、聴いてると全く別の世界に連れて行かれかのよう。本当に素晴らしいアーティストさんで、NAOTOさんじゃなくても先が楽しみって思ってしまいます。広いホールで無伴奏で即興を弾いてる姿が、めっちゃしっくり来ていて、彼女のソロライブとか是非聴きたいと思った。 NAOTOさんを迎えては、まだこれからリリースされると云う配信曲「ZERO」を初披露。これで世界デビューされるのですね。独特の浮遊感がある曲で、バイオリン2本でこんな広がりのある音楽が作れるんだなぁ…と聴き入りました。舞さんもスゴイけれど、どんなアーティストの音楽にも、自分の色を持ったままスッと入って行けるNAOTOさんがスゴイです。 「Explore 改」が、元々はお二人で演奏していたExploreと云う曲だったと、初めて知りました。そこからバンド仕様にアレンジしての「改」だと。バイオリンのG線の低い音。カッコイイなぁ~。

 

Tweets by maiohtanifiddle twitter.com

 

その後はNAOTOさんコーナーで、盛り上がり必至、大ヒット・キラーチューンの3曲。「Remember」の会場で歌うコーラスパートはこの日は三分割。自分はメロディーの3度上のハモリパートでした。「Asian Dream」はみんなで20周年記念グッズのお扇子を振ってめちゃ楽しい! そして最後の曲「HIRUKAZE」は、また冒頭と同様の全員集合。再びの鳥肌。ほんと素晴らしい音圧でした。そしてまたも会場を練り歩いてくださり、近くで見るNAOTOさんのカッコいいこと。いいなぁ…嬉しい時間でした。
アンコールはまさかの全員で「情熱大陸」! バイオリン曲のド定番でも、プロのバイオリニストにとっては、なかなか人前で弾く機会がない曲だそうです。だから選んだそうです(笑)。 そしてオーラスは今日も「Si-So♪Dance」。またまた綺麗なブリッジが見れて嬉しかったし、この曲のそれぞれのアドリブソロも本当に聴き応えがありました。

www.naoto-poper.com

 

そしてずっと通してバンドメンバーとして弾いていた、ドラムの斎藤たかしさんと、ベースの小山尚希さんのプレイも最高でした。超上手いし安定してるのは言わずもがな、2人とも出るとこは出る存在感。低音好きとしてはたまらなかったです。グルーヴ最高!の一言に尽きます。流石NAOTOバンド。鍵盤を担当されていたsoucesの野津さんも、綺麗に音をまとていて、どのアーティストの時も凄く聴きやすかったです。

 

こう云うライブ。また25周年とか30周年でやって欲しい。何なら年1くらいでも!(笑)。NAOTOさんが大変すぎるかな? ファン友さんも仰っていたけれど、例えば5組じゃなくても、2組だけ呼ぶシリーズとかなら、定期開催していただけそうな??
大満足だったけど3時間アッと云う間にも感じ、もっと聴きたかったな~とも思いました。
企画して形にして最高のステージを見せてくださったNAOTOさんに大感謝!ほんと大好きです!! ずっと前から知ってはいるけれど、NAOTOさんのliveにガッツリ通うようになってはまだ1年くらい。長く精力的な活動を続けていらっしゃるNAOTOさんの20周年イヤーの始まりに立ち合えて、幸運でした。きっとまだまだこれから進化されるんだろうなぁ…と、どんな景色を見せて頂けるのか楽しみです♪
NAOTOさん、20周年おめでとうございます!!!!
記念イヤーはまだまだ始まったばかり。これからがめっちゃ楽しみ~♪

練習動画:「What a wonderful world」

今月もやって来てしまいました。いや、今年もやって来てしまった今月です。4月11日は、私のソロギター記念日です。アコギを買って弾き語りを初めてからは6年ほどだけれど、熊谷先生に「ソロギターやりたいです!」とお願いして転向してから、ちょうど4年になりました。上達遅いですよね。もうちょっと集中してやらないとですね。特にこの1年くらい、やる気スイッチがどこにあるのか見付からず。ふわふわしたままレッスンを続けています。これじゃぁね…と自分でも思います。

ともあれ、ずっと導いてくださっている熊谷先生に感謝です!本当に見捨てずにいてくださって有難うございます。不肖の弟子ですみません。

 

今回は昨年の10月に一度撮影してアップした「この素晴らしき世界」に、途中、トレモロ奏法のパートを取り入れて、ロングバージョンで弾いてみました。トレモロの練習も、カルカッシのエチュードから始めて、半年くらいずっとやってるのに、全くものにならず…。ちょっとずつ、スピードは上がってるけれど、まだまだトレモロに聴こえるレベルじゃないです。

元々のバージョンをオープンマイクなどで弾いた時に、皆さんから「曲が短い!」と言うご指摘を頂いていまして、熊谷先生にその話しをすると、じゃぁMixして長くすればいいですよ、私もやってますよ。と教えてくださいました。でも、途中で奏法が変わったり、テンポが変わったりって、まとまりあるように聴かすの難しい。突然トレモロ出て来た感が甚だしくてぎこちない(笑)。ま、でもこれも練習記録なのでアップします。引き続き弾き続けて練習するのみです。最後まで聴いてくださった奇特な方、お聴きぐるしくてほんとすみません。ありがとうございます。
そうそう、聞き苦しい原因がもう一つ。いつも動画撮影する時、ビデオカメラで映像撮って、単一指向性マイクをPCMレコーダーに繋いで音を録ってます。んで、MovieMakerで合わせてるのだけど、今回PCMレコーダーが途中で電池切れ起こして音が途中から録れてなかったんですよね…。いつも電池気を付けてるんだけど、ミスりました。なので今回は、ビデオカメラの音だけなので、なんか電車の音は行ってるし、音量も微妙です。

youtu.be
あと、もう一つ。

DEPAPEPEの三浦くんが先月末にソロアルバム『Geoworld』を発売!本当におめでとうございます☆ 色んな雰囲気の曲が入っていて、アコギはもちろん、エレキもカッコイイし、リフものあり、ソロギター系あり…と、三浦くんらしい、とっても素敵なアルバム。ギター好きの人だけでなく、インスト好きの人、ポップス好きの人みなさんに聴いていただきたいな~。

miuratakuya.lnk.to

昨年6月にEPとして発表された『Geopark』の中にも入っている「故郷」と言う曲。とてもゆったりと優しい曲で大好きです。音源はギターを重ねて録音してると思うけど、ラジオやライブではソロギター風に独奏してくれました。それをコピーしてみたいと思い続けて約1年。耳コピとコード苦手過ぎて全然進まずでしたが、コード進行のパターンと言うものから考えることがやっとできて、「あ、これがカノン進行か~」と気付いた瞬間があり、ようやく8小節だけできました(笑)。遅いよ。本当は今年の三浦くんのお誕生日(4月5日)に間に合わせたかったのだけど、撮影が間に合わず。言い訳ですが、TAB譜はとっくにできてたけど、例によって練習と撮影ができませんでした。しかも、コード合ってるかわからないし、三浦くんはこんな風には弾いてないです。自分で勝手にメロディ拾って、コードをアルペジオしただけなので、しょぼいっす。ついでに言うと、たぶん2カポで弾いたらもっと楽なはず!移調がよくわからず、かなり運指を無理してるのでしんどい。三浦くん、ごめんなさい。ま、誰も見てないからいいか。

でも見てる人がいたら、三浦くんのアルバムは聴いてください!

youtu.be

Sugar&Spice tenjin9 LIVE @ 岡山・能楽堂ホールtenjin9(2024/03/10 ライブレポート)

ヴァイオリニストNAOTOさん、ギタリスト石成正人さん、ピアニスト松本圭司さんによる、Sugar & Spice。2023年に一番よく聴いたCDは?と聞かれたら、迷わず「Sugar & Spiceの1st.アルバム!」と答えられるくらい、それはそれはずっとBGMヘビロテでした。なんなら、3回セットしてる携帯のアラームも全部シュガスパです(笑)。朝からSunset Cruiseで起きてるのです♪(ちなみにアーティストとしては絶対NAOTOさんソ
ロのCDを一番聴いているけれど、枚数多いので、日々分散されます…)。

元々はコロナ禍で、札幌のライブハウスの危機を救うために、そのライブハウス縁のアーティストを集め、圭司さんがチャリティーCDを作成したのがきっかとのこと。当時はスタジオに集まって録音することができず、それぞれの家で宅録した音源をまとめてアルバムを作成したそうで、その時の経験から「会わなくても作れるね」と云う結論に達し、このシュガスパもそうやって作られる。いつも、もちろんこれまでお互い長年一緒にやって来たからこそ、会わなくてもできると云う注釈つきで。

NAOTOさんの活動はソロ、音楽監督、録音…と多岐に渡るし、石成さんも圭司さんも、たくさんのアーティストのライブやレコーディングで引っ張りだこの超ご多忙さ。3人が集まるのは大変で、シュガスパのライブは5ヶ月振り。

大好きなのでできるだけ観たいライブだけど、タイアップの関係もあり、西日本での公演が続いているのでありがたいです。


昨年5月のアルバムリリースライブ以来、シュガスパのセットリストはアルバムから全曲やるのが定番化しているよう。これからの展開を想像すると、こんな今も貴重なのかな…と思う。

セットリストの順番は毎回違うけれど、今回の並びはとっても好きでした。「薫風に誘われて」と「aqua celeste」が並んでたり、「Sunset Cruise」と「Happines」が並んでいたり、とても自然で聴きやすい。あ、1曲目は「Sugar & Spice」でした。


なんせ2ヶ月振りのNAOTOさんのヴァイオリンの音。砂漠のオアシスのように細胞が喜ぶ音楽に、幸せいっぱいになりました。でも1曲目のヴァイオリンの音がとても小さくて、ちょっと動揺。これを聴きにきてるのに!ってなってしまったけど、そこは皆さん大ベテランです、仕切り直してくださって、いい感じになりました。よかった。

 

そして、間々の緩めの爆笑MCが今回ほんとに楽しくて!圭司さんめっちゃいいキャラしてる(笑)。独自路線のトークが面白かった。NAOTOさんも自爆ネタ多めで、お気に入りのココイチの店長さんの味を愛するあまり、シフト表を貰おうとしてヤバいストーカーと勘違いされた下りとか、思い返してもお腹痛い(笑)。音楽に関しては超プロフェッショナルで抜群のセンスだけれど、こと食べ物になると偏愛と変態が混じってるあたり、とっても愛おしさを感じます☆
石成さんから、楽器屋さんで試奏するの恥ずかしいよね…とまさかの話題。あの石成さんが!数々のメジャーアーティストの舞台でぶいぶいギター弾いてる石成さんが、何弾いていいかわらかなくなって、恥ずかしいそうです。わかる!!とめっちゃ共感してしまった。ついでに圭司さんも、ストリートピアノなんて絶対弾けないくらい、恥ずかしさを感じるそう。
会場のロビーにもグランドピアノが置いてあって、なんと開場前に少し弾かれたそうです。わ~勿体ない。それ聴きたかったなぁ。今度はロビーでやるのもいいね、なんてNAOTOさん仰ってたけど、ぜひ、プレミアな感じで間近で生音で聞かせて頂きたいなぁ…想像しただけでうっとり…。


MCのこと先書いちゃったけど、音楽はもちろん、とっても楽しくて、矛盾しているようだけど、濃厚なのに軽やかなのです。タイアップ曲も多いし、全体的に明るくてポップでキャッチー。アルバムだとそれがいい感じのまとまりで、すっきりと納まっているけれど、ライブではそれぞれのアドリブプレイで長くなったり、自由に楽しんでるのかな?と思います。それこそライブを聴く醍醐味!毎回違うとか、最高に楽しい☆

今回、アルバム曲以外がNAOTOさんのオリジナル曲「UNKNOWN ASIA」と、圭司さんのオリジナル曲「K.B.T.」で、圭司さんの曲のソロプレイが本当にそれぞれカッコ良かった。曲終わりでNAOTOさんが溜息つかれるくらい、それぞれ休みなく弾き倒してて、聴いている方もエキサイト。いや~たまらんかった♪ 終って欲しくなかったほど。
「Phantom in Mumbai」も、導入のところの、なんとなく石成さんが爪弾くシタール調の演奏から、途中の掛け合いとかもとっても素晴らしかった。この曲は、石成さんが変則チューニング使ってるのだけど、どんなのかちょっと気になるー。でも私の耳では分らないー。
掛け合いが素晴らしいと言えば、アンコール曲の「Karin」。元々石成さんのオリジナル曲で、とてもゆったりとした美しい曲だけれど、途中、NAOTOさんと圭司さんが全く違う雰囲気の曲調を織り交ぜてソロの掛け合いをしてて、それが絶妙に楽しかった。メヌエットみたいなクラシックっぽいフレーズと、ジャズっぽいコードを行ったり来たり。お二人の笑顔が見えると、ああ、楽しいんだなぁって、こっちまで嬉しくなる。石成さんのギターは、アコギでもちょっとエレキっぽいのかな?と感じる。でもそれが、私が普段接している指弾きのアコギ音楽とは全く違って、これもとてもいいなぁって、毎回感じます。アコギらしさって、色々あっていいと思う。

 

会場はRSK山陽放送さんの数年前に新築された社屋の中にある能楽堂・tenjin9。見所(けんしょ・客席のこと)も広くて、フラットなのにどこからでも見やすいのが素晴らしい。音がよく広がる会場のように思いました。能楽堂なのに照明がバリバリ演出できるのも、イマドキで凄いっす!翁もびっくり。
来場者全員に地ビール「独歩」を配ってくださったり、サイン会参加のためにCDを買ったら、ポスターも付けてくださったり、至れり尽くせりでした。RSKさんありがとうございます。


楽しみにしていたドキドキのサイン会も、もっと流れ作業かと思っていたけど、それぞれ二言くらいお話しする間があり、嬉しかった♪ もぉうNAOTOさんのキラキラ振りが凄くて、美オーラに圧倒されて放心しそうになる自分を、必死に叱咤しておりました。なんでこんなに綺麗でカッコいいんだろう…困る。間近でのサイン会は初めてだったので、すごく嬉しかった。石成さんの丁寧なサインと笑顔も嬉しく、圭司さんの飄々とした対応も”らしく”て嬉しかったなぁ。次は2nd.アルバムへサインして頂きたい。

練習動画:「Hikari」

見事に月イチのブログと化してるけど、更に今回、動画更新の時に余力がなくて、今頃書いてます。もう今回、書かなくていいかな…って思ったけど、言い訳書いておかないと。

 

今回、初めて歌ものの曲を自分でソロギター・アレンジしてみました。でも、アレンジと云うほどのものではないし、ちょうとタイムリーにバイオリニストNAOTOさんがラジオで「アレンジ」と云う考え方についてお話しされてて、うっすらそれに近いことを思っていたので、これをアレンジって呼ぶのは違うんだなって、よく分かりました。たぶんアレンジって云うのは、うちの先生がやってるみたいに、スタンダード曲をボッサ調にしたりとか、歌謡曲をジャズ風にしたりとか、そう云うのは指すのでは。歌ものをギター1本でソロギターで弾くひとは多いけど、それは多分、ただのカバーなのだと思う。これからは、そう云う風に表現していきたいです。 

 

この曲は昨年、NAOTOさんが担当しているRockin’ Qualtete(ロッキンカルテット)の第六弾アーティストとしてandropの内澤さんがヴォーカリストに迎えられ、その時に好きになった曲です。ドラマの主題歌だったみたい。andropの曲は、どちらかと云うと初期のふわっとした、シンセの音がしてる曲の方が好きだけど、こう云う王道のポップスバラードは、内澤さんの声の良さがきわだつので、聴いていてうっとりしてしまう。歌唱力とか、NAOTOさん言うところのリズム感も素晴らしい方だと思うけれど、何より内澤さんの声はGiftですよね…。ファルセットも大好き。
▼原曲です

youtu.be

▼ROCKIN' QUARTET 公式ホームページ

www.rockinquartet.net

★2024年5月12日『麦ノ秋音楽祭2024 #Harvest』にロッキンカルテット出演!

muginotokiongakusai.jp

…と言って、カバーと云うにもツラい出来ですけど、まぁ~今回、異様に時間がかかりました。元旦にソロピアノ用のスコアで、コードが書いてあるものを2種類ダウンロード購入して、MUSE SCOREに打ち込んで、キーを変えたりからスタート。そして、以前の反省を踏まえて、譜面上だけで考えないで、ギターを抱えて、鳴らしながら譜面を作って行きました。この作業が、めっちゃ時間がかかって、なんと言うか、迷うのです。たった1音で、3度を取るか5度を取るか両方鳴らすか…とか、オンコードの時のベース音どうしよう…とか、重音だけにするか和音にするか…とか、このコード弾きながらメロディ取れないな…とか。
で、よし!って完成させたつもりでプリントアウトして、弾く練習をし始めた傍からまた迷う。何度も直して、また戻して…。ほんとどうしようもないなぁ~、って感じで時間切れ。結局最後までの練習は完了できないまま。ショートバージョンではあるけれど、せっかくスコアができているので、また練習して最後までちゃんと弾きたい。

もっと集中して取り組むべきだったんだろうけど、他のことしながら、やっては放り出して…の繰り返しだったのもよくないな。反省です。

それでも、3月のXの「アコギ弾きましょうの会」の投稿の時に、この曲弾きたいな、って思ってました。誰かのためじゃなくて、なんか自分のために弾きたかったのです。だから、できるところまでなんとか弾きました。が、全く納得してないし、演奏も酷いし、ほんとアップしたくなかった。でも毎回言い訳してるけど、いい演奏を残すためじゃなくて、逃げないために追い込んで練習してるので、今月はもういいや…ってなったら多分、練習そのものがどうでもよくなっちゃうと思う。

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あと、ちょっと前にようやく気付いたのが、なんでこんなにしんどいばかりで、楽しくないのかな…って思ったら、上手くなってる実感が持てないからだと思う。前は、譜面もらって練習し始めた時に、まったく歯が立たない感じでも、毎日繰り返し練習してたら、必ず弾けるようになってたから、頑張ろうって思えたし、楽しかった。でも今は、同じ曲を何か月も練習しても、全く上達しません。能力の限界なのかな、と思う。それでも楽しいって思える人は、続くんだろうな…。

なんかずっとヴァイオリン弾きたいなって思い続けてるし、いっそギターやめようかとも繰り返し考えるけど、こんな状態でヴァイオリンに手を出しても、どうせまた途中で放り出すだけなんだろうなって。両方中途半端になるのはイヤだ。一番は、両方楽しくできることなんだけどなぁ…。

練習動画:「仔鹿と少年」

もう本当に、ブログのタイトル変えようか…と思っています。練習は日々してるし、その時々で思うこととか、練習してる内容も色々なので、書こうと思ったらギター練習帳として結構な文章量、書ける気はするのだけど、いかんせん、そこに使う時間が優先できずにおります…。皆さまの有言・無言の叱咤激励は頂いていますけれど、あんまり苦しいと辞めたくなっちゃうので、楽しいと思うことをやりつつ、ちょっとでも良くなればなぁ…とぼちぼちギターに取り組んでるので、ブログ後回しですみません。

 

ちなみにレッスンの近況は、まだ相変わらずトレモロ的な奏法の練習を、ひたすら続けています。ちょっとスピード上がったかな?程度だけど、右手のフォームは少し改善されつつあるのでは…と云う気が。ま、これも一朝一夕で何かが起こるわけではないので、ひたすら基礎練のように続けるのみっす。

 

そして今回、これもまた基礎練として弾き続けることになりそうな、岸部眞明さんの「仔鹿と少年」を撮影してみました。練習している時は、久々に楽しい曲だなぁ~♪とウキウキやってたのだけど、いざRECボタンを押すと、まぁ散々な出来にしかならず。結構何時間も撮影したけど、どんどんダメになる始末。間違ってるし、弾けてないしだけれど、経過観察のノルマでもあるのでアップしてしまいます。またもうちょっと弾けるようになったら、撮影してみようかな。
あ、あと。今回もやっぱり暗譜が不十分でした。これ、先生も言ってるけれど、とても大事ですね。暗譜したとこからが、ほんとはスタートなのかもしれません…。

この曲は、以前から岸部さんご自身がライブのMCなどでも、とても練習になるから弾いた方がいいと繰り返し仰られています。とにかく、ミュートすることが大切で難しい曲だと思います。私は全然できてないし、意識し過ぎてぎこちないし…。スピードもまだまだ遅いです。

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もう一ヶ月あったらよかったなぁ…と思うけれど、自分なりに期日のある曲でした。昨年の夏に、ヴァイオリニストNAOTOさんのラジオ番組『月イチな音』で、来年2月に八ヶ岳音楽堂で行われるNAOTOさんとDEPAPEPEさんのライブまでに、弾けるようになりたいです!とメールを送っておりました。そしてブロードキャストされました(笑)。その時は、夏の間に譜読みを…なんて書いたけれど、これは全く実行できず(汗)。ピース売りのスコアがなかったこともあり、譜面購入しなきゃ~…と思い続けて実現したのが10月末でした。って秋も終わっとるやないかい!なタイミングで練習スタート。私の場合、3ヶ月弱ではこんな酷い完成度になるワケで、練習が遅かったです。反省。
で、なんで八ヶ岳音楽堂のライブとこの曲なのか?と言いますと、毎年行われている通称「ヤツスペ」と呼ばれるこのライブ。NAOTOさんが八ヶ岳に行くと、毎回鹿さんが挨拶に来られるとのことで、昨年2月のSNSに鹿さんファミリーと、NAOTOさんの後ろ姿のお写真が…。もうそれが、正しく「仔鹿と少年」な感じで、見た瞬間、頭の中でこの曲が流れました(笑)。で、来年弾こうかな…と思っての今回でした。丁度ヤツスペの日が、毎月ノルマにしてる「アコギ弾きましょうの会」の投稿日だったので、バッチリっちゃぁバッチリですが、演奏の仕上がりが最悪でした。ご利用はもっと計画的に。反省。
あ、これ↓ 昨年のSNSです。うふふ。今年も鹿さんに会えたのでしょうか?


最後に、岸部さんのお手本。…いつになっても、この領域まで辿り付けそうにないけれど、がんばります!!!!!

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