ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

『押しても弾いても』2022/12/09放送回

本夛マキさんがゲスト。

いや~…ギター色の濃いインタビューが展開される素敵なトークやった。シンガーソングライターとして、曲も歌もいいけれど、ほんとにギタープレイがめっちゃカッコイイなぁと惚れ惚れする。…のは、先日初めてライブを観させて頂いての感想。

 

この回のラジオを聴いてた時は、インディーズ時代の押尾さんと高校生のマキさんからの、超長いお付き合いと云うことにビックリしてた。アナム&マキも知らなかったので、若い頃から渋い活動してはったんやなぁ…と、もう興味深々でした。

その頃はアナムさんの方がギターのテクニック等に興味があって、押尾さんに色々教えてもらってたとのこと。マキさんはそれを眺めていたとか(笑)。いやいや、しっかり盗んではったんやと思うけどw そして20年来の相棒であるギターに、この度、ルシアーさんから名前を授かり、そのままそれがニューアルバムのタイトルになったとか、なんてロマンのある話しなんやろ☆ 「from Scratch」。ゼロから、最初から…と云う意味があるらしく、このギターも出来た当初はプロトタイプ(試作器)として制作されたそうで、なんともフィットしたネーミング。そして、マキさんの奏法も、かなり激しく爪で掻き鳴らす感じだから、それとも合致すると…。きっと、ギターに選ばれたんやろなぁと云う思います。マキさんに弾いて欲しかったんやろな…と。一緒に成長しての20年、ほんとに素敵なエピソードです。

アルバムを聴かせて頂いて、作った感情じゃない素のマキさんやから、聴いてる人の心も揺さぶられるんやなぁ…と思った。でも押しつけがましくないから、音楽として気持ち良く聴ける。派手じゃないのにドラマチックなのも、ヨーロッパの映画みたいで好きやなぁ…と思った。そう、私好みなんすw

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押尾さんとのセッションはこのアルバムから「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。かまやつひろしさんのカバー曲。のっけっからポロポロとマキさんが爪弾いたギター音の独特なこと!ダルシマーみたいな硬質な音だけど、マキさんの声が体温が高い感じがするので凄くよく合う。押尾さんの低音や合いの手とソロの音も流石~。渋い曲が更に渋くく、でもマキさんのストレートな歌が曇りを払うようで、シュババッとリスナーに鋭く届く。

実は押尾さんとマキさんが二人だけでセッションするのは、これが初めてだったとのこと!いや~~~~、貴重な曲が聴けて幸せ♪ いつか生でも聴く機会があるといいなぁ…。


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今回の放送もあって、ずっと一度はライブに行きたいと思ってたので、実際伺いました。それはそれは圧倒された。もちろん歌そのものも素晴らしいけど、気持ちや想いを伝える力が凄いなぁ!と思った。歌詞も凄くいいし、もう、ほんま泣ける。そしてやっぱりギタープレイが凄いの!もう、凄いしか言葉が出て来ない!!(笑)。それぞれのギターで、鳴らし方ってあると思うのやけど、やっぱり20年の付き合いになると最大限に引き出してはるんやな、と。カッコ良かった~。
このアルバムの前の1st.からも演奏されたけど、それも凄く良かった。次回ライブに行ったらGetせねば。定期的に通うことになるな…と、確信して帰ってきた。

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