ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

おススメCD:『TERMINAL VELOCITY』/John Petrucci

こんにちは、no.na.です。

先週末と違いお天気続きの週末で嬉しいです。青空と太陽、サイコー。

 

今日は昨年購入して以来よく聴いているアルバムを、ご紹介してみます。

アコースティックではなくメタルですが、エレキギターの超絶テクニックを有する、

ジョン・ペトルーシのソロアルバム。

TERMINAL VELOCITY

Jp

 

アメリカのプログレッシブ・メタル・バンド、Dream Theaterのギタリスト。

私と同じ40代でメタル好きなら、絶対知っていると思いますが、

彼らの音楽に出会った時、皆がそれはそれは衝撃を受けたと思います。

1曲の中でメロディーやリズムが複雑に展開し、安定したテクニックで

アグレッシブながらも洗練されていて、5分超え・10分超えの大曲でも

飽きることない聴き応え。

当時はVo.以外のインストパート全員が、ジャズの名門、バークリー音楽大学

出身(含中退)でした。ペトルーシもそうです。

2nd.アルバムの『Images and Words』は彼らのファンではなくても認める、

メタルの超名盤だと思いますが、今回のアルバムは当時のメンバーである、

ドラムのマイク・ポートノイが参加しています。

これは聴かねば!と思いました。

しかも、ペトルーシにとってソロ・アルバムは15年振りとなるそうで、

興味を惹かれました。

 

長くDream Theaterのアルバムは聴いていませんでしが、

あの2nd.アルバムに夢中になっていた25年前(?!)が思い起こされる、

相変わらずの複雑な曲展開と、それでいてキャッチーなギターメロディー。

正確で乱れることのない変拍子が冴えわたる、ポートノイのドラムも気持ちいい・・・。

やっぱり二人揃ってるといいなぁ、と思いました。

 

いかにも!な曲もいいんですが、今回のアルバムで好きなのは

3曲目の「HAPPY SONG」。

Dream Theaterってコンセプトやテーマが哲学的で重い・・・

と云う印象が強いので、明るくてポジティブな曲ってあまりないように思います。

この曲は王道にメロディアスで、

多分難しいことしてるであろうテクニックも、余裕のよっちゃん(死語)で、

とても気持ち良く聴くことできます。テンポも速過ぎるず遅過ぎず爽快。

 

アコギ好きの方には、4曲目の「GEMINI」中盤(3分30秒くらい)、

スパニッシュ風の展開になる部分で、

多分、ナイロン弦のアコースティック・ギターを弾いているのでは、と思われる、

そこくらいしかおススメ・ポイントがないのですが・・・(汗)。

また、5曲目の「OUT OF THE BLUE」はミドルテンポの

アンニュイなブルース風の曲で、こう云うのもいいんですよね~。

この人、ほんとギターに関しては何でもできる人だなぁと思います。

 

そう言えば以前、ギター教室の先生が、

ペトルーシはエレキでもシュレッド(速弾き)する時に、

左手がクラシックフォームになっていると言ってました(笑)。

そう云う訓練も当然のように通って来たのでしょうね。

もうちょっと歳を重ねたら、そのうちクラシックギターのソロアルバムとか

出してくれないかなぁ…、なんて期待してしまいます。

 

あ、おススメはしましたが、しっかり・ガッツリとヘヴィ・メタルなので、

お嫌いな方はご注意くださいませ。