何も考えずにボケっと聞き始めて、
ああ、そりゃかけてくれるよな~「Blue Sky 2022」と、納得。
フルコーラスで聴けて嬉しかった。
実は押尾さんのメジャー1st.アルバムをあまり聴いていなくて、
「Blue Sky」もそんなに思い入れのある曲ではなかった。
でもこうやって再フィーチャーされると、面白い曲やなぁ~…とつくづく思う。
特に今回、上野耕平さんの一人サックス・カルテット(笑)が入っているので、
軽やかな曲に、重厚な音のギャップが楽しい。
メインフレーズが繰り返される前のブリッジのようなパートで、
上野さんのサックスがクラシックっぽいフレーズに聴こえる箇所があって、
サックスプレーヤーとしては異色の、クラシックの曲をいっぱい吹く
上野さんならではかな?と感じた。
押尾さんの譜面は、どこまで固まったものを渡してはるんやろう??
で、今回のゲストがKOBUDO(古武道)。
10年くらい前に、当時の職場の同僚に誘われてライブを観たことがあるので、
再びこんな感じで、古武道の音楽に再会できて嬉しかった。
藤原道山さんが「変態」呼ばわりされてるのが面白かったトーク。
セッションは映画『おくりびと』の、久石譲さんのテーマソング。
サントラで妹尾武さんがピアノを弾かれているとのこと。
原曲知らなかったけど、ものすご~く優しくて温かいセッションやった。
ピアノ、チェロ、ギターの組み合わせになると、
絶対チェロが目立つと思うのだけど、古川展生さんのソフトさ。
前に出過ぎない感じが、素敵~。
そして冒頭で、押尾さんに会いたかったと仰ってた妹尾さんのピアノ。
なんだか、押尾さんのことを想い遣って弾いているように感じて、
押尾さんはセッションの時はいつも、相手をとても大切にしているし、
このお互いの想い遣りが、温かさに繋がってるようで、じ~ん…と来た。
3人とも優しいなぁ~。沁みる…。
曲が終わらず、ずっと続けばいいのになぁ…と思うほど、心地よかった。
もっともっと、このセッションを聴いていたかったし、
ここに道山さんの尺八が入ると、どうなるのか?! めっちゃ気になる。
妹尾さんも仰ってたけれど、もう絶対、4人でのライブが観たい!
KOBUDOが15周年。押尾さんが20周年。ええやないですか~。
期待して待っていよう…。いずみホールあたりでやって欲しいなぁ。
4月6日発売の記念アルバムが『光』と云うタイトル。
ええ文字! 光太郎さんの光☆
以下、忘備録。
10年前にKOBUDOを観た時、妹尾さんが同郷出身との話しを聞いて、
すごく親しみを覚えた。その時、
ゴスペラーズに提供した楽曲「永遠に」が代表曲と初めて知ったけど、
「代表曲があるのはええもんですよ~」っと、おもろい事をMCしてはった。
その後、3人でだったか、ピアノソロでだったか覚えてないけど、
「材木座海岸」と云う妹尾さんの曲を聴かせて頂いて、大好きになった。
鎌倉の近くに実在する鄙びた海岸らしいのだけど、
関西で言うと…と、ウチの近所の海岸の名前を出してはって、
なんかそんなのも嬉しい思い出。
ほんまの材木座海岸に行ってみたいと思い続けて、かれこれ10年?!
▼押尾コータローの『押しても弾いても』公式ホームページ スタジオ日記