ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

おススメCD:『Mettavolution Live』/ Rodrigo Y Gabriela

明けましておめでとうございます。

あまり先のことを考えるのは好きではないですが、

今年1年でどれくらい上達するのかな?と云うのは楽しみです。

2021年を終える頃、どんな曲を練習しているのか、想像もできません。

 

さて、今回はギター練習話ではなく、最近よく聴いているアルバムを紹介。

おすすめCDと題しましたが、イマドキはみなさんスマホでサブスク

なんでしょうか?

私はスマホタブレットも持たず、ポータブルプレーヤーも好きではないので、

お家でCD派です。化石ですかね・・・。

 

昨年の10月に発売された、Rodrigo Y Gabrielaのライブ盤。

Mettavolurion Live
195081395067

2019年に発売された『Mettavolution』アルバムのツアーを収めた音源ですが、

アルバムから以外も2人のヒット曲が入っていて、ベストアルバム的な要素もあります。

なので、バラエティに富んでいて聴き応えがあるし、

熱気を感じる臨場感でこちらも熱くなります。

アグレッシブな演奏は、ライブ盤で聴く方が楽しいですよね。

 

ナイロン弦のフラメンコギターを使用しているけれど、

2人ともヘヴィメタル好きと云うことで、デビュー当時から音楽性の面白さに

注目が集まりました。私もメタル好きなので、ラテンのパッションと相まって

2人の音楽を聴くと血が湧きます。

でもそう言ったアグレッシブさだけではなく、様々な音楽を吸収して、

ギター音楽を自分たちの色にしている。

それがよく分かるのが、アルバムにも収録されている

PinkFloydのカバー「Echoes」。

25分近い超大作を、ギター2本だけで再現する技量。

私もフロイドは大好きですが、間と雰囲気ありきのプログレ感は、

表現力がないと人に聴かせられないと思います。

この曲を、楽曲として成り立たせるだけでスゴイです。

2人の魅力がテクニックだけではないことに、みんな納得しているでしょう。

 

ギター好き、ラテン好き、メタル好き、インスト好き、音楽好きのみなさんに

是非聴いて頂きたいアルバムです。

ちなみに知らなかったのですが、アルバムの『Mettavolurion』は

2020年のグラミーで、"最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム"

を受賞しているんですね。嬉しい!