ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

練習動画:「OPUS 1310」

月イチで撮影している練習動画、自分的には2023年初アップのつもりだけど、実は先日既に打田十紀夫さんのSlow Bluesを撮影&アップした。ただこれは、本当は2022年内に撮影しときたかった、ギター教室の課題曲なので、実質、今回の曲が今年初めてのつもり…、…って、そんな他人はどうでもいいやろなぁ(苦笑)。

 

中川イサトさんのお名前は以前から聞いていたけど、初めてその曲に触れたのは、一昨年の暮れ、参加してるオープンマイクの先輩が弾かれた時だった。「きつねの嫁入り」と云う曲。こんな幻想的な曲を作る人なのか~~~と、もの凄くインパクトがあったのを今でも覚えている。それで俄然興味が出て、帰って来てすぐにサブスクでこの曲が入っているアルバムを聴いた。それが不朽の名作『1310』と云うアルバム。

どの曲も好きだけど、特にこの「OPUS 1310」は、わぁ!自分で弾いてみたいなぁ!!と凄く強く思った。それからずっと憧れの曲で、いつか弾けたらいいなぁ…ってぼんやり思っていた。その時は、自分がイサトさんの曲を弾けるようになるなんて、思ってもいなくて、もの凄く遠い先のことのように感じてた。

でも残念なことに昨年お亡くなりになってしまい、そのことで反対にイサトさんの存在が自分にとっては近く親しくなった。Twitter上で、イサトさんのお嬢さんの朋美さんがとても親切にして下さる事も手伝って、イサトさんの曲を弾いてみよう!と思うようになったのは去年の夏くらい。

アコースティックギターマガジンでイサトさんの追悼特集が組まれて、そこに「六番町Rag」の譜面が載っていた。それをギター大先輩のしげぽんさんが、小一時間の練習でサラッとTwitterに動画アップされてて、最初はまさか無理~…って思ったけど、なんとなくやってみたら、半分くらいのスピードでなんとなくそれらしく弾けた。そして楽しかった。丁度同じころに朋美さんがお誕生日だったと知って、想い出のある「かすていらのかをり」をなんとか練習して動画公開したの、1曲ちゃんと弾いた最初だった。自分でもイサトさんの曲が弾けるんや…って、凄く嬉しかった。

 

それから数か月過ぎて、その間もイサトさんだけでなく色々な曲を練習して、いつしか「OPUS 1310」も自然と弾いてみようと思えるになってた。自分でも感覚とか心境の変化の自覚がよく分からないけど、自分には無理だろう…と云う意識が湧いて来なくなってたと云う感じかなぁ?

2023年の、Twitteの投稿企画の最初はこの曲にしようって、ちょっと前から思ってたので今回挑戦した。演奏のスピードも大分ゆっくりでしか弾けてないし、ミスタッチも多い。もっと練習して、もっとちゃんと弾けるようになってからの方がいいかな?って思ったけど、練習にゴールはないし、動画撮影も、練習の区切りのために活用しているので、あまり遠慮せず、そして言い訳せずアップしてみる。

もちろん、これからももっと練習するし。

 

なんとなく最近、振り返っても上達が感じられなかったけど、弾けないと思ってた曲に挑戦できるくらいは、進歩はしてるのかな?と思うと、それは素直に嬉しい。だからこれからも、弾きたい曲に挑戦して行きたい。

youtu.be