ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

練習日記・2022/11/23

レッスンに行った後の練習日記、めっちゃ久し振りに更新(汗)

実は今まで何度も書いてたけど、途中で下書きに保存して、そのまま書き足さずボツ…と云うことを繰り返していた。でも今回は、備忘録で書いとかないと忘れる!!と思ったので、忘れないうちに更新。

 

忘れたくなかったのは練習曲ではなく、毎回レッスンの度に勉強しているコードのお話し。構成音について確認することが多いけれど、今、ひょんな話しの流れから、丁度いい教材と云うことで、中川イサトさんの『Waltz』に自分でコードを付ってみる…と云うのをやっている。以前購入した再販の「Mr.Guitar Man 1&2」。ソロギターのスコアなのに五線譜とTAB譜だけで、コードが付られてないんよねぇ。フィンガーピッキングだからなくても全く問題ないけど、やっぱりコードを意識するのって大事だと思う。暗譜する時も、覚えられない箇所は音符ではなくコードで覚えると忘れない…と云うのはよく聞く話。 それでこの楽譜、反対に言うと構成音からコードを考えるのに、もの凄く良い教材だと云うこと。しかも答え合わせして下さる先生がいるなんて、なんと有難いことでしょう!ありがたや~。

 

なかなか取り組めなかったけど、ようやく繰り返し前辺りまで自分なりにコードを考えて書いていった。それである部分のコードの話から、コード進行の話になり、よくあるパターンだけど大事なあるある話と云うことで、4度進行の前の裏コードのことを教えてもらった。

7thのコードが出て来たら、その次はだいたい4度上のルート音のコードへ移動するけれど、その7thコードをちょっとお洒落に響かそうと思うと、4度上のルート音の更に半音上の音をルートにした7thコードを使うと良いそうで、実際それはイサトさんの曲でも、押尾さんの曲でもよく出て来るとのこと。『風の詩』にも登場するとのことで、先生に実演してもらって、「ああ!その部分か!!」と、めっちゃ分かりやすかった。

具体的に書くと、『Waltz』の中、Aメロの頭のフレーズが繰り返される1小節前が「B♭7(-5)」⇒Aメロの頭のフレーズが「Am」と云う流れで、本当はコード進行的に「E7」⇒「Am」でいいところを、「E7」の代わりに「B♭7(-5)」にすることで、お洒落な感じになる!すごい裏技!

これが「G7」⇒「C」のコード進行だと、「G7」の代わりに「D♭7」を使う。ここで考えてみると、「G7」の構成音が(G、B、D、F)で、「D♭7」の構成音が(D♭、F、A♭、B)で、な~んとなく似てるけど、1度・5度の音が半音違うだけで微妙な響きになるのが面白い。こんなん、誰が考えたん?…って、多分感覚的なもんかな。でも、理屈で理解して知っておくと、後々、曲作ったり、カバー曲をアレンジをする時に役立ちそう。知識を活かせるくらいになるといいなぁ…。

 

で、課題曲の方はブルースを一旦終了して、次はアイリッシュ系をやりましょう!と提案して下さったのだけど、以前から熊谷先生のオリジナル曲が1曲も弾けないことを自分でおかしいと思っていて、何か挑戦できないか相談してみた。ただ、レッスン用のような形で譜面を起こしていないとのこと…。そのために、お手数かけるのも申し訳なく、じゃぁと云うことで、ずっと弾いてみたかった、先生がアレンジしてご自身のコンサートでも毎回のように弾かれている『Take Me Home, Country Roads』をお願いしてみたら、やってみましょうか、と仰って頂けた。ちょっと難しいかもしれないけど、すごく思い入れのある曲なので、ぜひとも自分のレパートリーとして弾かせて頂きたい。熊谷先生の教室に通い始めてまだ1回目のレッスンくらいの時、地元で初めて先生のライブを観させてもらった。まだ弾き語り志望で、ソロギターなんてジャンルを全く知らなかったから、そのライブが私にとってソロギターとの出会いだったと思う。その時、アンコールで演奏されたこの曲を聴いて、こんなギターが弾けたら最高に楽しいだろうな…、そんなの自分にできる日は来るのかなぁ…、なんてぼんやり思って、まだ自分でソロギターを弾いてみることも想像していなかった時。それからそろそろ5年になる。ソロギターに転向して習い始めて来年の春で丸3年になるんだけど、その時にこの曲の動画をアップできたらいいなぁ…って思っている。できるかなぁ?

 

そうそう、そして最近物思いに耽ってること。ここ数か月、レッスンの課題曲を最優先にできていないくて、ちゃんと1曲ずつこなして行くとこともできていなかった。こうなると、自分は全てがグダグダになるんだなぁ…と思った。先生の教室でのレッスンを1番に考えることが、ギターを弾くことのベース(土台)になってる。それは崩しちゃいかん!と改めて…。

そして更に大事なことが練習を楽しいと感じてるかどうかで、レッスンの課題曲って自分にとっては一番楽しさを感じられるものなんだと気付いた。ステップ・バイ・ステップで進めるように、先生が順番に選んでくれる課題曲。ちゃんと練習すれば、数週間~数か月で確実に弾けるようになって、進歩を実感できると云うのは、モチベーションのキープに凄く大事なんだと思う。もちろん押尾さんの曲とか、好きな曲が弾けるようになることも楽しいけれど、それなりに曲らしく弾けるようになるのに、私はまだもの凄く時間がかかるので、なかなかそこでは上達を感じにくいし、気長にのんびりやらないと、しんどくなってしまう。

年末と云うことで、新年に向けて良い軌道修正の時期だと思う。日頃の練習曲との付き合い方を、時々立ち止まって見直したいな…と思う。