ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

山村誠一ミュージックショー祝[E:#x2606]還暦(ライブレポート)

私はこれまで邦楽アレルギーみたいなところがあったので、

ギター好きを自称しながら、これまで押尾コータローさんを聴いて来ませんでした。

でも、自分でソロギターを弾くようになって、

あまりに凄すぎる!!!とやっと少し感じられるようになりました。

結果、すっかりファンです。

今年こんな状況の中でも、7月の大阪城野外音楽堂の『緑音感』に始まり、

ゲスト出演やご自身のコンサートでライブ活動されていて、

幸運なことに何度も拝見することができました。

次いつ観られるか分からない。と思うと、

数曲しか演奏しないだろうと分かっていても、ついつい出向いてしまいます。

5月の公演が延期になっていた、山村誠一さんのこのコンサートに

12月8日、なんばHatchまで観に行って来ました。

 

恥ずかしながら山村さんの事を全く存じ上げなかったのですが、

音楽に関しては雑食なので、むちゃくちゃ楽しかったです!

“自称”スティールパンの日本での第一人者、と仰ってましたが、

ご謙遜など必要なく、超ースゲーです。

押尾さんとのVOICEQUNはもちろんですが、

何より圧倒されたのスティールパン・オーケストラの演奏。

音圧も凄いですが、音楽としてのクオリティーが素晴らしく、

たっぷり聴かせて、たっぷり楽しませて頂きました。

ドラム缶55台の迫力。Stompも真っ青です。

『どうにも止まらない』の楽しさはハンパなかったですが、

押尾さんの提案だったと言うラヴェルの『ボレロ』。

これは本気で世界中の人の聴いて欲しい!とめちゃくちゃ思いました。

ほんとに、アメリカズ・ゴット・タレントとか出て欲しいです。

 

他にも第一部で演奏された、アコギ、ヴァイオリン、キーボードとの

”さえずりな夜”も、もっとずっと長い時間浸って聴いていたい・・・

と思う、味わい深い音楽でした。

 

第二部のゲストコーナー。有山じゅんじさんも初めて拝見しましたが、

関西にはスルメみたい(噛めば噛むほど)なレジェンド・ミュージシャンが

沢山いらっしゃるのだなぁ・・・と自分の無知が恥ずかしくなると同時に、

こうやって押尾さんを追いかけてると、素晴らしい音楽やアーティストに出会えることが

本当に本当に楽しく嬉しいです。

あ。山村さんと押尾さんの夫婦漫才については、このステージよりも

押尾さんのクリスマス・ライブの方が圧倒的だったので、

また改めて書きたいと思います。

 

こうやって、すっかり山村誠一さんのファンになって帰ってきました。

いやー素晴らしい。楽しい。CD買わせて頂こう(合掌)。