ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

練習で想うこと(4)/暗譜する

こんにちは。no.na.です。

海辺の街に住み始めて6年ほど・・・。

洗濯物が凍ったのは初めてです!寒い!!

 

さて、ギター練習について。今日は暗譜について想うこと。

 

バイオリンとか横笛(能管)とか、アコギの前にも色々楽器をやってました。

バイオリンは楽譜を見ながら弾くクセが付いてしまって、

8年やっていて1曲も暗譜したことがありませんでした。

反対に横笛は、暗譜しないと吹けませんでした。

と言うのも、元々和楽器の世界は“口移し”と言って、

楽譜を使わずに師匠から弟子に口頭で伝えられるのが一般的。

ウチの師匠は進歩的だったので、手書きの楽譜を作って下さっていて、

それも補助的に使っていましたが、本当は歌って覚えます。

笛の音を、「ヲヒャ~、ヲヒヤリ」などと擬音で音程を付けて歌うのです!

しかも両手にバチを持って、右手で小鼓、左手で大鼓のパートを叩きつつ、

リズムに合わせて歌います。能囃子は3か4パートで合奏されるから、

リズムが分からないと笛も吹けないと云うことです。

で、これができるようになって、やっとその曲を笛で吹いてみることができます。

なので、全部の曲を暗譜していました。

 

話しが反れましたが、私は暗譜したい派です。

楽譜を見て間違わずに弾いて、他の事にエネルギーを注ぐと云う意見も分かりますが、

楽譜がないとギターが弾けない、と云うのはなんだか不便。

思い付いた時に、ポロポロ弾ける方が楽しいなぁ~と思っています。

前述した他の楽器のように、最初のやり方が大事だなと感じたので、

最初の頃から暗譜する前提で練習しています。

 

でも、歴史の教科書の丸暗記みたいに、

TAB譜を覚えるためにわざわざ時間を割くのは、

ちょっと違うな、と思っていて

自然に覚えるくらい何回も弾いてから、

譜面を見ないようにする練習を始めます。

自分の場合は、1つの曲を二ヶ月くらい毎日弾くと、

勝手に手が動くくらい自然と覚えます。

それでふと先日、これって自転車の補助輪みたい、と感じました。

自転車を乗る感覚を覚えたら補助輪を外して、

外して完全に乗れるようになるまで、またちょっと練習する。

徐々にでも、1つの曲を覚えるのが早くなればいいなぁ~、

と思っています。