ハミングバードの音楽とギター備忘録

ソロギター(Fingerstyle Guitar)の練習帳と音楽日記。

練習動画:「風の詩」

今月の月イチノルマの動画撮影。兼、Twitter投稿企画にも参加させて頂いている。

去年の暮れからポロポロやってた曲を、今年に入ってしっかり譜読みを始めて一ヶ月ちょっと。教室の課題曲と併せて、けっこう毎日ちゃんと練習したつもりだけど、まだまだ左手の運指がスムーズではなく…、もっともっと弾き込まなければ。と云う感じ。シンプルな曲だけに、もっと一音一音、綺麗な音で弾きたいなぁと思っていたけど、やっぱり指を動かすノイズがかなり鳴ってしまっていて、押弦も中途半端でビビった音が鳴ったりしてる。ほんままだまだで甘い。そしてかなり間違ってる!ああ、ほんま…弾いても弾いても、何回録り直してもなんでこの程度しか弾かれへんのかなぁ(涙)。

 

今年は押尾さんの曲のレパートリーを少しでも増やしたいなぁ…と云う想いがあって、それも、1回弾けるようになるとかじゃなくて、いつでも弾けるようにしときたいな、と。オープンマイクなんかに参加すると、ギター先輩方は、だいたい「黄昏」と「風の詩」は弾ける方がほとんどで、ソロギター愛好家にとって、それほどポピュラーな名曲なんだな、といつも思う。特にこの「風の詩」は、押尾さんの曲で一番最初に弾いた曲、と云うファンの方がとても多いように想う。押尾さんのファンになって3年近くになるし、ソロギターもそれくらいになるけど、いまだに弾けない自分が結構コンプレックスやった…。

昨年発売された押尾さんの20周年記念アルバムで、キム・ヒョンジュンさんと、「黄昏」に伊勢正三さんが歌詞をつけた「誰そ彼」をコラボされている。押尾さんのYouTubeチャンネルで、ヒョンジュンさんとのインタビューが公開されていて、この曲にとても思い入れがあって、ずっと弾いていらっしゃると云うエピソード聴かせてくださった。それを聞くにつけ、やっぱり「風の詩」はレパートリーにしたいなぁとずっと思ってた。

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まだまだ弾き込む途中ではあるけど、暗譜できたし、後は忘れないように、定期的に弾き続けようと思う。落ち着いたら10thAnnivesaryバージョンの、難しい「風の詩」も挑戦したい。ほんとに綺麗な曲☆

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でも、いつも押尾さんが、この曲は雪景色のイメージで作ったとお話しされていて、タイアップとしてもNHKの南極ドキュメンタリーの特番に使われているのを知っている。ただ私はずっと、それがしっくり来ていなかった。押尾さんが弾くギターの音に、一切の冷たさを感じないからだと思う。風…と言われると、押尾さんのギターはどうしても暖かな春風をイメージしてしまう。そしてエピソードとして、直接お話しを伺ったわけではないけど、ヴァンゲリスがサントラを担当した映画『南極物語』のテーマソングを意識されたとの話しを、先輩ファンの方から教えてもらった。益々しっくり来なくて…。元々ヴァンゲリスはとても親しみがあるけど、どうしても『ブレードランナー』の印象が強くて、『南極物語』にしても、冷たくて人の体温を感じない、そんな無機質さがある意味美しいと思っているので、押尾さんの音楽とは真逆だな~と、勝手に思っている。

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…で、なかなか「風の詩」のイメージが掴めないままだったけど、不思議なことに自分で弾いてみると、なんとなく雪景色がしっくりと思い浮かんだ。ああ、やっぱりそう云う曲なんだと、やっと思うことができた。ほんま、めっちゃ不思議!
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