2023年初めての『音楽の教科書』。押尾先生の引き出しから出て来たのは、マニアックなのでしょうか?通の間では常識でしょうか? アメリカのピアニスト兼コンポーザーのマーティン・デニー。私は知りませんでした。でも!紹介して頂いた中で曲を聴くと、ああ!とあちこちでカバーされたりで、よく知っておりました~。
たぶん一番ポピュラーなのは、番組でもかかった、YMOがカバーした「Firecracker」。細野晴臣さんもマーティン・デニーが大好きで、ご自身のソロアルバムにも「香港ブルース」をカバーで入れているほどとのこと。そして更に、マーティン・デニーの「香港ブルース」そのものが、ホーギー・カーマイケルのカバーと。複雑やな(笑)
▼原曲
▼マーティン・デニー・バージョン
▼細野バージョン
次に紹介されたのは「SAKE ROCK」。星野源さんがマーティン・デニー大好き過ぎて、sakerockと云うバンドを組んでいたとのエピソードも。そして、南かおりさんもこの曲、大好き!と。ほんで、パーカッショニスト・山村誠一さんも、こんな世界観が大好き!と。わかる~。繋がってるんやなぁ。
そのSAKE ROCKをテンポ速くしただけのような「Firecracker」。でもちょっと複雑な曲。これをYMOがカバーし、それをDEPAPEKOでカバーしようとして、カバーしきれず、ヴァイオリニスト・NAOTO大先生がメロディーを弾くことでやっと成立したとのお話しが! わぁ、それ聴きたい!! DEPANAPEKOの「Firecracker」。ぜひ大阪でもライブ実現して欲しいなぁ。
▼原曲
▼YMOバージョン
押尾先生も仰ってましたが、マーティン・デニーはインストゥルメンタル音楽=ヒーリング…みたいなジャンルが確立する前の、ごく普通のインスト。インストも歌モノも、別に音楽に変わりはないし…。クラシックもインストやし。映画のサントラにも歌モノあるし。色々あって音楽は良き良きです♪ また押尾先生アレンジのマーティン・デニー・カバー聴きたいなぁ。山村誠一さんも交えて☆
ちなみに、今回の冒頭のお便りではウクレレの巨匠、ジェイク・シマブクロさんとのレコーディングについての質問。どんな雰囲気なのか教えて、と云うもの。ジェイクのルックスが日本人っぽいので、緊張しなくていいと云う笑い話しから、チューナーのためにエフェクトボード全部持ってくる機材好きな一面まで教えてもらい、更に、すごく気を遣ってくれるとの、優しいエピソードまで…。ほんまはスタジオを分けて、別撮りした方が録音しやすいところ、向き合って同じ空間での空気感を大切にレコーディングしたとのこと。はい、それ伝わって来ます。めっちゃホッとするもん…この曲。そう、昨年末に配信リリースされた、お二人のコラボ曲「夢ごこち」。押尾さんのYouTubeチャンネルでも、レコーディング風景が紹介されていて、終始ほっこりほんわか。ええなぁ…。お二人のライブ、是非観たい! そして押し弾きにも是非ゲストに!!