先日友人が、推しドラマの映画化をファンでお祝いしようと云う企画を立ち上げ、皆が描いたイラストを繋ぎ合わせてフレームアニメ（所謂パラパラ漫画）を作り、そこにテーマソングをアカペラで歌ったコーラス隊の音源まで重ねて、それはそれは感動的な作品を完成させました。見せて貰った時、本当に鳥肌立ちました！ ファンの、愛の力って美しくて偉大やなぁ…と思った瞬間です。
そしてそんな感動的な作品のエンドクレジットで、私の拙いギター演奏を流してくれました。恐縮と後悔、そしてめっちゃ嬉しいが綯交ぜになった心境です。
↓友人のツイート。
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— Isikkoro (@Isikkoro8) 2022年8月8日
すっごく素敵な動画が完成しました！
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多幸感溢れる😭💕
みんなぜひ見て！✨🙏
私は感動してる～😭💦✨https://t.co/oE22l6CKPK#美しい彼映画化記念カラメルダンスフレームアニメ #総勢46名で作ったファンアート#美しい彼映画化おめでとうございます㊗️#美しい彼 #MyBeautifulMan pic.twitter.com/IrGYshEO0f
数か月前から企画して取り組んでいるのは知っていたけど、友人とランチしてる時に、まだ音源は入っていない、本編のアニメだけを見せてもらい、その出来栄えにビックリした。彼女には、私が押尾さんの20周年記念のお祝いツイートをする時に使うイラストを描いてもらっていた御恩もあって、何か恩返しできないかなぁ？と常々思っていた。そんな流れで、エンディングでギターのＢＧＭを流せれれば…と云う話しになった。
全く自信なかったし「できれば今晩欲しい」くらいの勢いの締め切りだったので、出来るかどうかわからないけどやってみる…、程度の返事で取り組んだ。
アニメを見せてもらった時点で、歌はまだ聴かせてもらっていなかったのだけど、友人にテーマ曲と挿入歌のYouTubeを教えてもらい、なんとなくで選んだのは、やっぱりテーマ曲の方。本編でもその曲が歌われていたと後から知って、ああ、良かったと安堵した。
↓原曲
複雑な曲ではないけれど、友人からの依頼が「10秒でおさめて」と云うリクエストだったので、これがかなり難しかった。頭からただ10秒弾いただけではどうしようもない…。試行錯誤して、なんとかまとまって、ちょっと練習して、あまり良い出来ではないけど、後は使うか使わないか友人にジャッジしてもらおう…と、2時間半くらいの取り組みで、MP3データを3take送り付けた。
それを彼女はめちゃくちゃ喜んでくれて、本当に使ってくれました。
改めて完成作品を見せてもらって、あ～もっと練習してから録るんだったー！！と激しく後悔。それでも、作品に参加された方やファンの方から、ギターの温かい音が良かったと言って頂き、演奏はともかく、Furchギターのええ音に助けられたなぁ…としみじみ思った。
ここでちょっと、このドラマについて。
わたくし、もう長い間、家にテレビを置いてません。かつ、コロナ禍になってからは、何故かそれまで大好きだった海外ドラマとか映画も観なくなってしまい、ましてや日本のドラマは、朝ドラも大河も全く知らないまま時を過ごしている。なので、何が流行ってるとか、人気の俳優さんとかも全然知らないのだけど、友人から聞く話だけが知識の全てと云う感じ。
特に今まで何かに激しくハマると云うタイプでもなかった友人、急にとあるドラマに夢中になり、そして突然スマホでイラストを描き始めた。元々グラフィックとか絵が好きなのは知っていたけど、知り合ってから趣味らしいことに夢中になる姿を見たことがなかったので、なにかよほどのスイッチが入ったんやなぁ～…とよく分かった。それが『美しい彼』と云うドラマやった。沸点の高い友人のハマり振りをみて、流石に私もDVDを観てみたくなり、借りました。
テーマは所謂BoysLove。男子高校生の初恋。不器用でネガティブな主人公と、キラキラ輝いている美しい同級生。交わるはずのない二人に接点ができて、一目惚れで恋に落ちる主人公と、その存在に心が動く同級生。甘くて苦くて酸っぱくて…胸キュンの、王道のストーリーなのだけど、全６話と云う短さの中に、女性監督ならではの繊細な感情表現が散りばめられていて、引き込まれる。そしてやっぱり美意識が素晴らしく、とにかく画（絵）がキレイ！ どのシーンも写真として切り抜けそうなほど、キラキラ輝いた恋が映像になっていて、それも夢中になってしまう理由やと思う。俳優さん達も、一人一人感情表現が丁寧だったり、表情もしぐさも、美意識が高い作品に合ったお芝居だった。
そして個人的に、ネガティブ主人公に激しく共感してしまい、挙句に最終話のクライマックスでは、美しい同級生にまで共感できてしまい、あ～～～！両方わかる！！！と号泣しながら観るはめになりました（笑）
友人含め、他のBLの漫画やドラマには興味ないけれど、この作品は特別。…と云うファンが非常に多いみたいで、それが納得できる作品でした。
…で。もうこのテーマになると私は、押尾コータローさんが音楽を担当したアニメ『同級生』を連想せずにはいられないワケで…。アルバム『KTR×GTR』にテーマ曲が収録されているものの、これ、サントラないですよね？なので、アニメの中で流れる押尾さんの音楽を全く知らなかった。今回この機会に、これはいかん！と改めて思って、DVDポチりました！まだ届いてないけど、感想はまた今度。
この作品について、押尾さんがラジオでお喋りしてるのは何度か聞いているけど、アコースティックギターの弦がキュッて云う音が、不器用な男の子たちの恋に合ってると云うような、制作者からの評価だったと思う。そして実は例の友人は、この『美しい彼』のドラマにハマる前から、「アコギのキュッて云う音がめっちゃ好き」と言っていた人で、あれはノイズやねんで…と諭してたくらい。なんか、こう云う胸キュンなテーマに反応する多感な心を持ってる人は、アコギの「キュッ」が琴線に触れるのかもしれへんなぁ～…と、『美しい彼』と『同級生』の二つ作品を並べてみて想ったりする。
美彼民さんに『同級生』の、押尾さんの音楽を聴いて欲しいなぁ～…なんて思ってしまった。そう言えばこのテーマ曲、副題が「Innocent Days」なんよねぇ…。『美しい彼』にもピッタリの言葉やと思う(*^^*)
…で、『同級生』のイントロだけ弾いてみた。短っ！（笑）
押尾さんの曲で、イントロが好き！って云う曲は沢山あるけど、『同級生』もその中の１曲。ぜんぶ通して練習する余力が今ないけど、こうやってイントロだけ弾くのも、なんだか楽しいなぁ～♪って、けっこう夢中になって練習した。
とにかく、素晴らしい友人のお蔭でとても素晴らしい経験ができたことに感謝。そして友人のひた向きな「好き」の想いと、実行に移す行動力、実現させる忍耐力に感服した。どれも自分に足りないものばかりやな…と。
彼女は結果は求めてなかったと思うけど、結果的に、ドラマの監督や原作者さんにもこの作品が届き、賞賛を贈られる経験は、彼女やファンの皆さんの純粋さの賜物として当然だと感じる。それくらい素晴らしい作品でした。
私も色々、がんばらなきゃなぁ～って、改めて思わせてもらいました。本当にありがとうございます！
