※ライブから帰った夜、興奮冷めやらず、「押し弾き」が始まるのを待ちながら(笑)、ど~~~っと怒涛の勢いで書いたレポート。とんちんかんなこと書いてそうで、下書き保存して、寝かしておりました…。
読み直して、ちょこっと修正して、アップするので、少し前のお話しです。
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昨年の10月に、押尾さんがゲスト出演されると云うことで、初めてShihoさん(ex. fried pride)の歌を、Billboard Live Osakaで生で聴いた。その歌声のパワーと、Shihoさんそのものの格好良さにすっかりファンになってしまったものの、その後なかなか都合が付かなくてライブに行けてなかった。
神戸の初めての場所でライブされると知って、近いし行ってまえ~!のノリで、連続勤務の初日やけど(汗)、翌日も朝から仕事やけど(汗)、3日前に予約して行って来た。Sold Outまで滑り込みセーフやったかな。
甲南山手駅から徒歩5分くらい、国道2号線からすぐ、ギャラリー兼ライブハウスの小さな箱だけれど、お店自体新しいみたいで、とても綺麗な会場でした。
30人くらいで満席だったのかな? でもスタンウェイのグランドピアノが置いてあって、すごく気持ちよく音楽に浸ることができた。
その曲がどんな曲なのか、エピソードや歌詞の内容を教えてくれながらライブが進んで、それも手伝ってどの曲もすごくドラマチックに聴こえる。1曲1曲が映画を観ているようなストーリー性を感じて、歌の世界に引き込まれた。Shihoさんの表現力や歌の力あってのこと。
Shihoさんと志宏のかけあいMCがめっちゃ面白く、音楽に関係あることからないことまで、さんざん笑わせてもらった。
Shihoさんのヴォーカルには、身体を貫かれるようなパワーがあって、もう串刺しになった気分(笑)。2部制の前半も既に音楽を堪能させてもらったけど、後半のエネルギー量が凄くて、「全曲ラスト曲」とコメントしてはったくらい、ものすごいパワーで畳み掛けられるので、圧倒されっぱなし。
志宏さんのピアノは初めて聴かせて頂いたけど、ジャズピアニストってこんなに自由なんか!と驚くほどの弾きっぷり。弾きまくりなんだけど、too muchには感じず、音数多いのに全部バランスよく曲としてまとまってるようで、ピアノのことはよく分からないけど、なんか凄い人なんやな…と感じました。それぞれの曲で雰囲気が違うのは当然だけど、音色まで違うように聴こえて、ピアノの響かせ方ってあるのかな?と思う。
途中、志宏さんはピッチが良いピアニストだ、と云う話しがあり、チューニングする弦楽器と違うから、ピッチって?と素人は思ったのだけど、ピアノも、弾く人によってピッチが狂ったりするそう。すごい世界だな~。
かなり攻めたプレイをしはる人で、さんざん志宏ワールドを繰り広げた最後のアンコールで、むちゃくちゃしっとりバラードを弾きはって、ギャップにやられた。手で弦に触れてミュートしたり、ジッポーライターを使ってダルシマーみたいな音を出したり、そんなトリッキーな感じもありつつ、間がたっぷりあるような抑えたピアノも最高。
そして後半の、Shihoさんのロック話しで思い出した。元々、自分がShihoさんええな…と思ったのは、そのロックスピリットにシンパシーを感じるからでした。私も最近はガッツリとメタルを聴くことはないけど、血の中にロックが流れてるのをしょっちゅう感じる。Shihoさんもきっと、血中ロック度高いと思う(笑)。
Billboardの時もAerosmithの「Walk This Way」を押尾さんとセッションして聴かせてくれたけど、今日は「Eat the Rich」でした。そしてMJの「Bad」も。いや~、ちょっとカッコ良すぎる。ロックテイストのジャズ最高っす!
でもShihoさんも、どんな雰囲気の曲も歌いこなせる変幻自在ぶりで、かつ、何を歌ってもShihoさんの歌になるのが、すごいな~と思う。「So in Love」の歌詞の解釈も面白くて、更にそれを表現できてしまうのも凄い!
あと、音楽とは違う部分で、お二人のサービス精神みたいなのをすごく感じて、プロの方でも色んなミュージシャンがいるだろうけど、でも音楽的に凄い人ほど、リスナーを喜ばすことにも長けてるのかな?と思う。押尾さんのサービス精神もいつも凄いな…と思うけど、Shihoさんも志宏さんも素晴らしかった。そして、前回も思ったけど、Shihoさんって共演者の方を、めっちゃ褒めるのよね~。しかもわざわざと云う感じじゃなく、ほんとにリスペクトしてるんやな~と云う愛を感じます。これまた凄い人ほど、謙虚なんやな…と思う。
ジャズって興味はあるけど、あまりにも広すぎて、どこから入って行けばいいのか入口が分からなかった。でもこうやって、好きなアーティストがたまたまジャズに分類される人やって、そこから少しずつ自分の好きな音楽に出会って行けばいいのかな…と思えた。
そして今回思ったのは、ジャズってヴォーカルがメインのライブであっても、楽器の即興ソロ演奏もガッツリ入るので、インス
トゥルメンタルの要素もあるんやな…と感じた。1粒で2度美味しい感じ(笑)。
いや~、また追いかけるアーティストが一人増えてしまった。時間とお金の問題で、そんなにライブばっかり行ってられへんのに困るー。そして、仕事帰りにライブ行くと、その日はギターの練習ができないのも問題。
あれこれ欲張られへんけど、仕事のシフトとかも考えつつ、無理せんと、これからも色んな人のライブを観に行きたいな、と思う。今日みたいなライブを体験すると、ほんまライブって最高やな!と思ってしまうから。